親の心子知らず
今回の『天地人』、前田利家が布団の中に刀を
忍ばせて、見舞いに来た家康を迎えました。
史実では、布団の下に刀を忍ばせておいて、
息子(利長だったか、利常だったか)に家康を
刺殺させる予定だったそうです。
息子に「ぬかりないな?」と念押しまでしていましたが、
息子は内大臣であり大老である家康に無礼が
無いよう、丁重にもてなすように言われたものと
思い違いし、家康を無事に帰してしまいました。
また、関ヶ原の合戦後、黒田如水は息子の
黒田甲斐守が関ヶ原での功績から、家康が
その手を取って讃えたという話を聞いて、
浮かれている息子に「家康はお前のどちらの
手を取った?」と尋ね、「右手」と答えたところ、
「そのとき、お前の左手は何をしていた?」と
返したそうです。
すなわち、空いている左手で家康の命を奪えば、
天下の覇権を奪うことも出来たのに、そうした
考えも浮かばなかったのか、と叱責したわけです。
如水はまた、家康が中央で争っている間に
九州を平定して、その力でもって天下分け目の
合戦に参加する算段でしたが、甲斐守の活躍で
関ヶ原の戦いが わずか一日で片付いてしまったため、
自らの計画を崩されてしまいました。
正に、親の心子知らずと言ったところでしょうか。
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